はじめに
今回はPythonでの標準出力についてざっくりとまとめたいと思います。
実行環境は次の通りです。
- PC:MacBook Pro(15-inch, 2016)
- OS:macOS Mojave
- Python:Python 3.7.4
HelloWorld!を表示する
Pythonでは「print()」を使って表示を行います。尚、文字列については「”」や「””」をつけて囲う必要があります。
次のようにして「HelloWorld!」と表示しましょう。
print('HelloWorld!')
print("HelloWorld!")
尚、次のようにして実行します(上記のプログラムを「helloworld.py」として保存し、ファイルの場所で実行する)。
python helloworld.py
実行結果はどちらも「HelloWorld!」となります。
日本語を表示する
日本語の表示についても先ほどと同様に次のようにして表示できます。
print('ようこそ世界へ!')
print("ようこそ世界へ!")
実行結果はどちらも「ようこそ世界へ!」となります。
尚、上記のコードを実行した際に次のようなエラーが出力される場合があります(バージョンによります)。
SyntaxError: Non-ASCII character '\xe3' in file helloworld.py on line 1, but no encoding declared; see http://python.org/dev/peps/pep-0263/ for details
その場合には文字列のエンコードが原因なので次の一行を加えて文字コードをUTF-8に設定します。
#coding:UTF-8
数値を表示する
数値は「”」や「””」で囲う必要はなく、次のようにして表示します。
print(100)
実行結果は「100」となります。
尚、計算結果を表示することも可能で次のようにすると実行結果は「200」となります。
print(100+100)
変数を表示する
変数の場合は数値と同様に次のようにして表示します。
例1:文字列型の変数の場合(実行結果は「HelloWorld!」)
str = "HelloWorld!" print(str)
例2:数値型の変数の場合(実行結果は「100」)
var = 100; print(var)
例3:変数の組み合わせ1(実行結果は「300」)
var1 = 100; var2 = 200; print(var1+var2)
例4:変数の組み合わせ2(実行結果は「HelloWorld!」)
str1 = "Hello" str2 = "World!" print(str1+str2)
型の異なる変数の組み合わせは次のようなエラーが出力されます(例は整数型と文字列型を組み合わせた場合)。
var = 100; str = "HelloWorld!" print(var+str)
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
最後に
C++やJavaに比べるとやはりコードが簡潔で覚えることの少ないPythonは初心者向きと言えるのではないでしょうか?
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