はじめに
今回はOpenCVを使って画像を表示し、表示した画像をマウスでクリックした時に、その画像中の座標を取得、点を表示するプログラムを作成しました。
こちらの記事で対応点を数値で取得するようにと書きましたが、対応点をクリックだけで取得できると便利だなと思ったので作ってみました!
ソースコード
使っている関数などはほとんどが基本的なものになります。
「cv2.setMouseCallback」で各ウィンドウにマウスイベントが発生した時に実行する関数を設定しています。
import numpy as np import cv2 #データ点数 data_num = 9; #データ点格納用 points = np.zeros([2,data_num,2],dtype = int) #格納配列 pt = np.array([0,0]) #要素地点管理 #マウスイベント処理(leftimg) def mouse_event_l(event, x, y, flags, param): #配列外参照回避 if pt[0] > (data_num-1): return #クリック地点を配列に格納 if event == cv2.EVENT_LBUTTONUP: points[0][pt[0]] = [x,y] #格納 cv2.circle(window_l, (x,y), 5, (255,0,0), -1) pt[0] += 1 #要素地点を1つ増やす #マウスイベント処理(rightimg) def mouse_event_r(event, x, y, flags, param): #配列外参照回避 if pt[1] > (data_num-1): return #クリック地点を配列に格納 if event == cv2.EVENT_LBUTTONUP: points[1][pt[1]] = [x,y] cv2.circle(window_r, (x,y), 5, (0,0,255), -1) pt[1] += 1 #要素地点を1つ増やす #画像の読み込み window_l = cv2.imread("img_l.jpg", 1) #leftimg window_r = cv2.imread("img_r.jpg", 1) #rightimg #ウィンドウ生成 cv2.namedWindow("window_l", cv2.WINDOW_KEEPRATIO) #leftimg cv2.namedWindow("window_r", cv2.WINDOW_KEEPRATIO) #rightimg #マウスイベント時に関数mouse_eventの処理を行う cv2.setMouseCallback("window_l", mouse_event_l) #leftimg cv2.setMouseCallback("window_r", mouse_event_r) #rightimg #「q」が押されるまでループ while True: #画像の表示 cv2.imshow("window_l", window_l) #leftimg cv2.imshow("window_r", window_r) #rightimg #キー入力 if cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord("q"): break cv2.destroyAllWindows() print(points)
実行
プログラムを実行するとこんな感じで画像が開きます。
順番でクリックして、最後に「q」を押して終了します。
コンソールにwindow_l,window_rの順にクリックした座標が出力されます。
最後に
久々にローカル環境でプログラミングしたのですが、思っていたのと違う挙動になると環境構築をミスっていたのではないかとすごく心配になりますね。
Colabを使い始めるとこんな弊害があるとは…。
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